Zoomの文字起こしをWordに変換する方法 — タイムスタンプなしで読みやすく
Zoomに文字起こしを頼んだら、返ってきたのは.vttファイル。数百の番号付きブロック、数秒ごとのタイムスタンプ行、ブロックごとに一つの文の断片。そのままWordに貼り付ければ、誰も読まない40ページの混沌ができあがります。ここでは、これをきちんとした文書に変える2つのルートと、そもそも文字起こしがない場合の3つ目のルートを紹介します。
Zoomがくれるもの(と、その隠れ場所)
- クラウドレコーディングが使える有料プランでは、Zoomが音声トランスクリプトを生成できます。ZoomのWebポータルのレコーディングページに動画ファイルと並んで置かれ、
.vttとしてダウンロードできます。 - 会議中に字幕が有効になっていた場合、参加者はそれを
.txtとして保存できます。こちらはすでにプレーンテキストですが、1行ずつの形式です。 - 無料プランやローカル録画には文字起こしがありません。手元にあるのはMP4/M4Aだけ — その場合はルート2へ直行してください。
.vttの中身はこんな具合です。
122
00:14:07.560 --> 00:14:11.220
佐藤 真理: ローンチは3月の第2週にずらせるかもしれません。
字幕としては優秀でも、文書としては読めたものではありません。目標は、番号とタイムスタンプを取り除き、名前と発言は残して、Wordの中で行儀よく振る舞うテキストにすることです。
ルート1:ブラウザで動く無料コンバーター(2分)
当サイトの無料字幕コンバーターがまさにこれをやってくれます。処理はすべてブラウザ内で完結し、文字起こしがパソコンの外に出ることはありません。
- Zoomのレコーディングページから
.vttをダウンロードします。 - コンバーターを開き、ファイルをドロップ(または内容を貼り付け)してテキストを選びます。
- 結果をコピーするか
.txtとしてダウンロードして、Wordに貼り付けます。
キュー番号とタイムスタンプは消え、話者名は残ります。Zoomが話者名をテキスト本体に書き込んでいるためです。仕上がりは発言フレーズごとに1行の形式 — 議事メモとしてはたいてい十分ですし、段落として流したい場合はWordの「検索と置換」で行を結合できます。その手間さえ省きたいなら、次のルートが最初から段落で仕上げてくれます。
ルート2:掃除を省略 — 録画から直接DOCXに書き出す
文字起こしが存在しない、出来が悪い、あるいは「整えた字幕」ではなく本物の文書がほしい。そんなときは録画そのものを文字起こしします。
- 会議のMP4またはM4AをSpeechoにアップロードします。動画はそのままでOK — 音声はブラウザ内で抽出されるので、長い会議でもアップロードは速く済みます。
- 話者識別をオンにすると、結果は一枚岩のテキストではなく、ラベル付きの対話形式で返ってきます。
- エクスポート → DOCXをクリックすれば、本物の段落があり、掃除すべきタイムスタンプのないWordファイルの完成です。PDF・TXT・SRT・VTTもワンクリックで選べます。
このルートは、コンバーターにはできないことも引き受けます。無料プランの文字起こしなしの録画、他言語への翻訳、そして要点とアクションアイテムをまとめるAI要約。支払いはアップロードした音声の分数に対してのみ — サブスクリプションなしで、短い会議なら数十円で済みます。
手作業ルート(いちおう紹介)
Wordの「検索と置換」(ワイルドカードを有効化)でタイムスタンプ行を削除することも、正規表現の使えるテキストエディタでもっと速く処理することもできます。動きはします — ただ、Zoomの出力にはヘッダー行、複数行のキュー、迷い込んだ空ブロックといった癖が十分にあり、パターンのデバッグにかける時間のほうが、コンバーターの所要時間全体より長くなりがちです。その種の作業がお好きなら、止めはしません。
文書らしく見せる3つの仕上げ
- 話者名を太字に。 話者ごとに「検索と置換」を1回(「佐藤 真理:」→ 同じテキストを太字に)かけるだけで、対話が流し読みできるようになります。
- ヘッダーブロックを追加。 日付・出席者・目的、それにページ番号を。文字起こしは長くなるので、受け取る側に喜ばれます。
- 元ファイルは保管。 きれいなテキストは新しいWord文書に貼り、
.vttはアーカイブへ。発言の引用が後日争いになったら、タイムスタンプ付きの版があなたの証拠になります。
どちらのルートにする?
まともな.vttが手元にあって読みやすくしたいだけなら:ルート1、2分、無料。録画しかない、話者ラベルが必要、そのまま転送できる文書がほしいなら:ルート2が動画からDOCXまで一気に運びます。いずれにせよ、2026年にタイムスタンプを手で消している場合ではありません。