PowerPointにナレーションを入れる
プレゼンにナレーションを入れるには、自分の声を録音するか、原稿から音声を生成し、スライド1枚につき音声クリップを1つ付けます。PowerPointはスライド上で直接録音でき、結果を動画として書き出せます。Googleスライドが再生できるのは、Googleドライブに置いた音声ファイルだけです。どちらの手順も、音声が自動で始まる設定と合わせて順に説明します。
録音するか、生成するか
| 自分の声を録音 | AI音声を生成 | |
|---|---|---|
| 聞こえ方 | あなた自身 | 一定の調子のナレーター |
| 必要なもの | 静かな部屋とそれなりのマイク | テキストの原稿 |
| 1文だけ直す | そのスライドを録り直す | テキストを直してそのクリップを再生成 |
| 別の言語 | 話せるなら録り直す | 原稿を翻訳してネイティブ音声を選ぶ |
| 費用 | 無料 | 3分のナレーションで約30〜60セント |
聞き手があなたを知っているなら、自分で録音しましょう。講義、チームへの報告、提案などです。資料を使い回す、翻訳する、頻繁に更新する場合や、自分の録音を何十回も聞き直したくない場合は、音声を生成するほうが向いています。
どちらの場合も、先にナレーション原稿を書きます。スライド1枚につき短い段落1つです。耳で聞くための原稿はスライドの文章より文が短くなり、一度声に出して読むと、もたつく箇所が分かります。各スライドが何秒になるかは読み上げ時間計算ツールで確認できます。
PowerPointでナレーションを入れる
メニュー名はデスクトップ版のPowerPoint for Microsoft 365のものです。バージョンによって表記が少し異なる場合があります。英語版では Insert > Audio > Record Audio, Playback > Start: Automatically, Hide During Show, File > Export > Create a Video です。
スライドに直接録音する
- スライドを開き、挿入 > オーディオ > オーディオの録音を選びます。
- クリップに名前を付け、録音ボタンを押して話し、停止します。再生して確認し、納得いくまで録り直してから確定します。
- スライドにスピーカーのアイコンが表示されます。選択して再生タブを開き、開始を自動にして、スライドショーを実行中にサウンドのアイコンを隠すにチェックを入れます。
- スライドごとに繰り返します。
音声ファイルを使う(自分の録音、またはAI音声)
- 挿入 > オーディオ > このコンピューター上のオーディオを選び、そのスライド用のMP3を指定します。
- 再生の設定は同じです。自動で開始し、スライドショー中はアイコンを隠します。
スライド1枚にクリップ1つが基本です。再生タブのバックグラウンドで再生は別の機能で、1つのファイルを全スライドにまたがって流します。BGM向きであり、スライドと歩調を合わせる必要があるナレーションには向きません。
スライドショー全体を一度に記録する
記録タブでは、スライドをめくりながらナレーションとタイミングをまとめて記録でき、1枚だけ録り直すこともできます。発表者ノートが画面上部にプロンプターとして表示されます。スライドの切り替え中は話を止めてください。PowerPointは切り替えの間のナレーションを記録しません。Web版のPowerPointではスライドショーを記録できないので、デスクトップアプリを使います。
ナレーション付きの動画を書き出す
ファイル > エクスポート > ビデオの作成を選び、記録されたタイミングとナレーションを使用するを選んだまま、フルHD(1080p)を指定します。タイミングが記録されていないスライドは既定で5秒間表示されるので、書き出す前にすべてのスライドにクリップがあるか確認してください。
Googleスライドでナレーションを入れる
Googleスライドはスライド上で音声を録音できません。Googleドライブにあるファイルを再生する仕組みで、Googleのヘルプに挙がっている形式はMP3とWAVの2つです。
- スライドごとに音声ファイルを1つ録音または生成し、Googleドライブにアップロードします。
- スライドを開いて挿入 > 音声を選び、ファイルを指定します。
- スピーカーのアイコンを選択します。書式設定オプションで再生の開始を自動にし、プレゼンテーション中にアイコンを非表示にするにチェックを入れます。
- 音声ファイルを、スライドと同じ相手に共有します。ファイルへのアクセス権がない人にはスライドは見えても音が聞こえません。ナレーション付きスライドが作成者以外には無音になる、いちばん多い原因です。
スライドの右上には録画ボタンもあり、発表している様子を録画して、ドライブの「Slides recordings」フォルダーに動画を保存します。Googleによると、ChromeとEdgeで動作し、一部の職場・学校アカウントでのみ利用できる場合があります。アカウントで録画ボタンが使えない場合は、無料の録画ツールを使えば、パソコンのどのブラウザーからでも画面を録画できます。必要ならカメラの映像を隅に入れられ、動画はパソコンに保存されます。
AI音声でナレーションを生成する
- スライド1枚分の原稿をSpeechoのテキスト読み上げに貼り付けます。
- 音声を選んで試聴します。試聴は無料なので、いくつか聞き比べてください。
- クリップを生成してMP3をダウンロードします。ファイル名はスライド番号にしておきます。
- スライドごとに繰り返し、上の手順でファイルを挿入します。
句点や読点は間になります。[pause]と入力すると、約1秒の無音を入れられます。品質の選び方や話し方の指定まで含めた詳しい手順は、AIナレーションの作り方にまとめています。
自分の声をうまく録音するコツ
- スライドではなくプロンプターを読む。 無料のブラウザー用プロンプターが原稿を自分のペースで流すので、横目でスライドを見て読む場所を見失うことがなくなります。
- スライド1枚、1テイク、1ファイル。 ブラウザーのボイスレコーダーで十分です。言い間違えても、失うのは30秒であって録音全体ではありません。
- マイクは口からこぶし1つ分。 カーペットのある、なるべく狭い部屋で録音します。
- クリップの最初と最後に0.5秒の無音を残す。 スライドの切り替えで言葉が切れなくなります。
よくある質問
PowerPointのプレゼンにナレーションを付けるには
各スライドで「挿入 > オーディオ > オーディオの録音」を使って録音するか、「記録」タブで全体のナレーションとタイミングを一度に記録します。各クリップを自動で開始する設定にし、スライドショー中はアイコンを隠します。
Googleスライドにナレーションを入れられますか
入れられますが、スライド内での録音はできません。スライドごとのMP3またはWAVファイルをGoogleドライブにアップロードし、「挿入 > 音声」で挿入して自動再生に設定し、音声ファイルを閲覧者と共有します。
ほかの人の環境で音声が再生されないのはなぜですか
Googleスライドでは、たいていドライブの音声ファイルが相手に共有されていません。PowerPointでは、開始が「クリック時」になっているクリップは、自動再生のスライドショーでは来ないクリックを待ち続けます。自動で開始する設定にしてください。
ナレーション付きのプレゼンを動画にできますか
PowerPointでは「ファイル > エクスポート > ビデオの作成」で、記録されたタイミングとナレーションを使って書き出せます。Googleスライドでは、アカウントで使える場合は録画ボタンを使うか、スライドを再生しながら画面を録画します。
スライド1枚あたりのナレーションはどのくらいの長さがよいですか
ほとんどのスライドで30〜60秒、日本語なら150〜300文字ほどです。2分話す必要があるスライドは、たいてい2枚に分けられます。